読まれている方の中で「何故金融機関から借入してまで投資をしなければならないのか?」「金融機関からの借入をしないで出来る不動産投資は無いのか?」「借入はそもそも怖いし嫌だ!」と【借入アレルギー】がある方も多いのではないでしょうか?
それは仕方のないことだと思います。きっと小さい頃からご両親やニュース等から借入を怖いもの、悪と擦込まれてきているのですから・・・。貴方だけのせいでは有りません。それは教育のせいなのです。
でも、怖がらずに現実を直視してみて下さい。
会社の決算書を見た方や簿記を知っている方は分かると思いますが、資産が左サイドで、負債と資本が右サイド。これがバランスシートで、左右がバランスとして貸借対照表が出来ています。つまり、世の中の会社はどの様な会社も資産は負債と資本で構成されています。
ネットで検索しても自己資本比率は資本金1,000万円以上の企業の平均でも33%。資本金10億円の大企業でも38.9%の水準です。つまり、自己資本比率は負債と資本の割合なので、大企業でも資産の大半は負債で賄っている為、負債が悪であるとか、負債が怖いということは通常考え難い訳です。
もう少し詳しく説明すると、借入金が悪なのではなく、借入金が返済出来ない状況が悪なのです。つまり、借入金の返済が資金繰りに大きく影響を与えて 収入<返済 の図式になるから借入金が返済出来なくなるのです。当たり前ですが、ここは大切なところなので再度確認されてみて下さい。
つまり借入金には「良い借入金」と「悪い借入金」があるんです。借入金が怖いとか悪とかイメージしてまう方はこの2つの借入金をごちゃごちゃにしてしまっているのです。
実は、みなさんが借入する場合の借入金の大半は「悪い借入金」なんです。住宅ローン、自動車ローン、教育ローン。この借入金に共通するのは何だと思いますか?
答えは全て、借りて使ったものからは利益を生まないものの為に借入をしているという点です。住宅は住むものではありますが、それ自体では利益を生みません。自動車もそうですし、学費もそうです。利益を生まないものに対して借入をするという行為そのものが、実は「悪い借入金」なのです。
誤解しないで欲しいのですが、私は買ってはいけないと言ってる訳ではありません。欲しいものは特に住宅は生活の基盤を支える資産なので必要とあらば借入してでも購入すべきかと思っています。申し上げたいのは、それは「悪い借入金」ということを知っていて欲しいのです。
皆さんは、どちらかと言うと「住宅ローン」は「良い借入金」で「アパートローン」は「悪い借入金」と思うかと思いますが、実は「アパートローン」の方が借入金としては「良い借入金」なのです。
投資したそのものが、利益を生んで借入金を返済してくれるだけでなく、その差額は収入となり、資産が変化しない状況では返済した分は資産になるからです。
どうでしょうか?言ってることは理解頂けているでしょうか?
借入金は実は少ない資本で大きな資産を購入し利益を上げるという経済活動を根底から支える素晴らしい仕組みなのですが、金利を支払うという行為自体がマイナスのイメージがあり、金利支払う=損 という図式から抜け出さない方が多いのが残念です。かなりの数の銀行員でもその様な固定観念から脱却出来ない方も多いので仕方ありませんが、みなさんはもう少し借入金の価値について理解を深めて欲しいと思います。